東濃圏域とは

岐阜県には大きく分けて5つの圏域があります。岐阜圏域、西濃圏域、飛騨圏域、中濃圏域、そして東濃圏域です。
それぞれの圏域では障がい者の就業に関するネットワークを作り、様々な悩み、問題を解決するため尽力しています。

※ここでの圏域は障がい者就業ネットワークエリアを基準としています。

東濃圏域 岐阜圏域 西濃圏域 中濃圏域 飛騨圏域

※各圏域をクリックすると圏域ごとの就業支援ネットワークへリンクします。

東濃圏域 岐阜圏域 西濃圏域 中濃圏域 飛騨圏域

※各圏域をクリックすると圏域ごとの就業支援ネットワークへリンクします。

東濃とは岐阜県南東部の地域を指し、美濃地方東部を意味します。南に愛知県と境を接し、土岐川沿いのなだらかな丘陵地からなる東濃西部地域3市(多治見市、土岐市及び瑞浪市)と、南に愛知県、東に長野県と境を接し、中央部を木曽川が東西に貫流する中山間地域である東濃東部地域2市(恵那市及び中津川市)で構成されています。また、岐阜県では唯一、市だけで構成された圏域でもあります。

東濃圏域の市町村
多治見市、土岐市、瑞浪市、恵那市、中津川市

地域の概況

圏域の面積は、1,562.8k㎡で、県全体の14.7%、人口は32万3千人で、県下の16.4%を占めています。圏域の人口は、西部地域にあっては横ばいが続いていますが、東部地域では北部及び南部の農山村地域で減少傾向にあります。(数値は令和2年国勢調査)

地域の特性

交通
圏域の幹線交通網として、名古屋圏域へのアクセス機能の高いJR中央本線・中央自動車道・国道19号・国道363号が東西に整備されています。また平成17年3月には東海環状自動車道が開通し、南北にも交通網が整備され、一層利便性の高い地域となりました。今後は、リニア中央新幹線の整備が待たれます。(2027年、部分開業予定)
産業
東濃圏域の産業別就業者数の割合は、第1次産業2.4%、第2次産業34.6%、第3次産業61.0%で、県平均に比べて第1次産業の割合は低くなっています。(出典:令和2年国勢調査)
西部地域にあっては、伝統ある美濃焼の産地として古くから陶磁器関連産業が集積しています。東部地域にあっては、大手電機メーカーや製紙工場のほか、中津川中核工業団地、恵那テクノパーク、恵那西工業団地(令和5年中に完成予定)などの工業団地に多種の先端企業等が進出するなど、多様な産業構造となっています。一方、農林業は、畜産の粗生産額が5圏域中第1位と高く、また、東部地域では、銘柄米「恵那コシヒカリ」をはじめ、トマト、栗、シクラメン等の園芸作物、東濃桧をベースとする農林業が盛んです。
地域資源
圏域の観光資源としては、西部地域にあっては、「志野」「織部」に代表される美濃焼の窯跡、陶磁器展示館等が豊富にあり、また陶磁器産業の拠点として「セラミックパークMINO」があります。東部地域にあっては、裏木曽県立自然公園・胞山県立自然公園・恵那峡県立自然公園、岩村城址、岩村町(岩村本通り)重要伝統的建造物群保存地区、中山道の旧宿場町、日本大正村など数多くの自然、歴史文化資源に恵まれています。 
特記すべきことに、東部地域には15の地歌舞伎の保存会と4つの芝居小屋、西部地域には2つの保存会と1つの芝居小屋があり、地芝居が日本一盛んであるとされる本県にあっても、その中核的な地域です。また、西部地域の美濃焼は1300余年の歴史と伝統を持ち、わが国を代表する伝統文化でもあります。